2022年度時点で最終処分処分場の残余年数は、23.4年。
この数字を見たとき、こう思いました。
「えっ…そんなに早いの?知らなかった…」と。
正直なところ、私は「自分が生きている間は問題なくごみを捨てられるだろう」と、
どこかで勝手に思っていました。
でも、この残余年数を知って、「それはもう違うのかもしれない」と、
少し不安になりました。
「私も何かしなければ」とは思うけど…
どうすればいいかわからない。
そんな時に知ったのが『リデュース(Reduce)』という言葉。
意識してごみを減らすという考え方とのこと。
「でも、リデュースっていったい何をすればいいだろう?」
リデュースについて色々と調べていくうちに気付いたんです。
「あれ?!私もうこれやってる」と。
私は神戸市で一人暮らしをしていますが、もともとゴミの量はそれほど多くありません。
何か特別な節約をしていたわけでも、エコを強く意識していたわけでもなく、
ただ「増えにくい選択」をしてきただけでした。
この記事では、リデュースという言葉を知らずに続けてきた、
そんな私の暮らし方を振り返りながら、「無理をしなくてもゴミは増えにくくなる」という感覚を、神戸市での生活を例にお話ししていきます。
『リデュース』って、あとから知った言葉だった

最近読んだ本で知った「3つのR」という言葉。
『3つのごみを減らす方法』の頭文字を取った言葉だそうです。
まずひとつ目は、RECYCLE(リサイクル)。
「物の形を変えて、もう一度使うこと。」
たとえば、
資源集団回収で回収された新聞紙が、もう一度コピー用紙などに形を変えて使う
といったことです。
ふたつ目は、REUSE(リユース)。
「物の形は変えずに、もう一度使うこと。」
こちらは、
読み終えた本をフリマアプリなどで誰かにあげたり、売ったりするのもそのひとつです。
そして、みっつ目が、REDUCE(リデュース)。
「意識してごみになるものを減らすこと。」
リデュースという言葉自体は最近知りました。
でも、どういった行動がリデュースに当たるのかを見ていくと、
- マイボトルやマイバッグを使い、ペットボトルやレジ袋の使用量を減らす
- 食品を必要な分だけ買って使い切り、フードロスを減らすこと
こうして見ると、特別に難しいことではないと思いませんか?
私自身も、リデュースという言葉は知らなくても、自然とできていたことばかりでした。
リデュースは、意識の高い人だけが頑張って取り組むものではなく、
気づかないうちに、すでに暮らしの中に入り込んでいる考え方なのかもしれません。
気づかずに実践していた『ごみが増えにくい暮らし方』

もともとは「節約のため」とか「部屋をスッキリさせたい」というの理由で始めたことでした。
それが、結果的にリデュースにつながっていたと知り、正直驚きましたね。
ここからは、私がリデュースだと気づかずに続けていた「ゴミが増えにくい暮らし方」
についてお話しします。
買い物の回数と衝動を減らしていた
スーパーの店員をしていて思ったのですが、
スーパーやコンビニなどのお店には、思わず買いたくなる仕掛けがいっぱいあるんです。
特売や限定商品、レジ前に陳列されている商品など「つい手に取ってしまう」場面は少なくありません。
ということで、まずは「買い物の仕方を工夫」してみました。
具体的には、
- 買い物に行く回数を減らした
- 買うものを決めてから買い物へ行く
- どうしても欲しいと思ったものは、一度時間を置いてから買うか判断する
まずは買い物に行く回数を減らしたこと。
以前は、毎日1回スーパーやコンビニに立ち寄り、特に計画も立てずに買い物をしていました。
その結果、ついで買いや衝動買いが増え、使い切れずに捨ててしまったり、
食べすぎてしまうということが毎日のようにありました。
今は、買い物に行く回数を週2回に決め、
事前に「必ず買うもの」を決めてから出かけています。
お店に行く回数と滞在時間を減らすことで、
ついで買いや衝動買いは、自然と減っていきました。
普段買うものは、必要なものだけ。
「安かったから」「限定商品だから」という理由で買ってしまうと、
結局使わずに捨ててしまうということが多かったからです。
それは、今思えば「ごみを買っている」のと同じことなのかなと思いました。
でも、時には必要ではないけど「どうしても欲しい!」と思うものも出てきます。
そんな時は、3ヶ月、1ヶ月、1日…などその場では買わずに、一度時間を置く。
それでも「やっぱり欲しい」と思えたものだけを、買うようにしました。
でも一旦時間をおくと意外と「やっぱりいらなかったな」と思うことが多いことに気づきました😌
ごみになりやすいものを家に入れなくなった
次に改善したのが、缶・ビン・ペットボトルを使った製品を、なるべく買わないようにしたこと。
もともとは節約のために始めたことでした。
毎日ペットボトル飲料を買っていると意外と出費がかさみます。
それなら、マイボトルに水道水を入れて持ち歩いた方が経済的だと思い、
試してみたのがきっかけでした。
実際に、節約になりましたし、水道水でも私には特に問題はありませんでした。
気づけば5年が経ちましたがいまだに続けています。
あとからそうしたことで「ごみも減っていたんだな」と気づいた時は、少し驚きました。
現在では、缶・ビン・ペットボトルの製品だけでなく、
- 菓子パンや食パン
- ドレッシング
- レトルトのご飯
- 紙パックに入った飲料(牛乳や野菜ジュースなど)
- コンビニ・スーパーのお弁当
これらもなるべく買わないようにしています。
やめても困ることはなかったし、むしろ生活がシンプルになり、自分の好きなものに集中でき、
気持ちの面でも満足感が増したように感じています。
結果的に、節約にもなり、ごみも減らせる。
まさに、一石二鳥…いや、一石三鳥です😊
あと、もうひとつ重要なのが「無料のものをもらわない」と決めたこと。
👨👩「えっ、無料なんだから別にいいじゃん。」
私も以前はそう思っていたのですが、ある時気づいたんです。
街中で配られていたポケットティッシュや、
コンビニやスーパーでお弁当を買った時にもらう割り箸など、
無料でもらったものほど、「無駄に消費する」か「使わずに捨てる」かのどちらかになっていたんです。
それなら、
ティッシュは自分で買ったもの、お箸はマイ箸の方が大切に使うのではないかと考え、
断るようにしました。
その結果、無駄に消費することが減り、
収納スペースもスッキリしました。
「もらわない」という選択が、思っていた以上に気持ちをラクにしてくれています😌✨
ストックを持ちすぎない
前項と並行して見直したのが、ストックの持ち方です。
気づくと家に必要以上にストックが増え、収納スペースを圧迫し、
掃除もしづらくなっていることに気付いたからです。
そこでストック数をあらかじめ決めておくことにしました。
たとえば、こんな感じ。
- 洗濯洗剤や食器用洗剤など日用品のストックは1つ
- 洋服は決まった半袖シャツを4枚、長袖シャツを2枚、寝る用のシャツ2枚
- 決まった下着・靴下はそれぞれ6枚
他にもありますが、これは実際に私が設定しているストック数です。
自分が無理なく、そして快適に暮らせるぎりぎりのラインで設定しています。
(今は、もう少し減らしてもいいかも…とも思ってますが😅)
以前は、ストック数を決めていなかったことで、
「いつもより安いし、今のうちに買っておかなければ!」
なんて理由で買っていたら、必要もないのに家の中のストック数が5個も6個も…
なんてことになっていました💦
ストック数を決めたことで、ただ「安かったから」という理由だけで買うことはなくなり、
その分の収納スペースもスッキリしました。
今あるものを大切にする
最後に、ごみを増やさないために一番大切なことだと考えたのが、
今あるものを大切にする(メンテナンスをする)こと。
具体的には、
- 掃除をする
- 乱暴に扱わない
- 定期的に使いながら状態を確認
こうやってメンテナンスをしたものって、本当に長持ちしてくれるんです。
たとえ100均で買ったお皿であっても、大切に使えば15年以上も使い続けられるんです。
何事も愛情を持って接することで、もの自体が「ありがとう。僕も頑張るよ」と
応えてくれているような気がするんです。
少なくとも、私はそんなふうに感じています😌
ごみを減らしてラクになったこと

ごみを減らすために始めたことではないですが、これまでに紹介してきた暮らし方を続ける中で、結果的に、ごみを出す量はかなり減っていました。
では実際にごみが減ったことで暮らしはどう変わったのか?
改めて振り返ってみました。
まずひとつ目は、ごみを出す機会が減ったこと。
以前は、燃えるごみは毎週1回は出していましたが、
現在は、月2回に、時には月1回になることもありました。
缶・ビン・ペットボトルに至っては、今年は一度も出しません。
ふたつ目は、ごみ袋を買う回数が減ったこと。
ごみを出す回数が減ったことで、当然ごみ袋の消費も減りました。
今年購入したのは、燃えるごみ用の30L (10枚入)を3回のみ。
それ以外は、去年買ったものをいまだに使用し続けています。
以上が私がごみを減らしてラクになったかなと思ったことです。
どれもひとつひとつは微々たる変化かもしれません。
それでも、ごみ出しに使っていた時間やごみ袋にかかっていた費用、
その分を自分の好きなことに使える。
ごみの量が減ったことで、
「出さなきゃ」「買わなきゃ」という小さな負担が減り、
気持ちの面でも、以前よりラクに暮らせていると感じています。
神戸市でできるリデュースの始め方3選

では、実際に今までに紹介したことをやってみましょう!
…なんてことは言いませんよ、始めるにはハードルが高すぎますからね😅
そこで今回は、
私なりにリデュースにつながり、かつ始めやすいことを3つ考えてみました。
まずは、どれかひとつだけでも大丈夫です。
マイバッグ・マイ箸にしてみる
まずは、マイバッグとマイ箸を持つこと。
これなら、
エコバックと自分専用のお箸を買って、レジ袋と割り箸をもらわないようにするだけですから、
神戸市の普段の買い物の中でもとても始めやすいかなと思います。
買う前に一度立ち止まってみる
次は、買う前に一度立ち止まってみましょう。
「欲しい!」と思ってもすぐに購入せずに、時間を空けて考えてみる。
数時間…いや、数分、数秒だっていい。
- 本当に欲しいと思っているのか?思わされているだけではないか?
- 今持っている何かで代用できないか?
- 必要以上に買っていないか?
こんなふうに、一度立ち止まって考えるクセをつけるだけでも、
買い物の仕方は少しずつ変わっていきます。
今使っているものを1つだけ大切にしてみる
最後は、今使っているものを1つだけ大切にしてみる。
カバンでも、靴でも、スマホでも、何でもいい…。
今自分が使っていものの中から、どれかひとつだけ丁寧に扱ってみてください。
全部を変えなくても、たった1つ向き合うだけで、
物との付き合い方は少しずつ変わっていきます。
全部を完璧にやらなくても大丈夫です。
「これならできそう」
そう思えたものを、ひとつだけ取り入れてみる。
それだけで、十分だと思います。
まとめ

ここまで、「リデュース」とは知らずに続けていた私の暮らし方をお話ししてきました。
- 「リデュースって?」あとから知った言葉だった
- 気づかずに実践していたこと「ゴミが増えにくい暮らし方」
- ごみを減らしてラクになったこと
- 神戸市でできるリデュースの始め方3選
リデュースとは、『意識してごみになるものを減らすこと』。
「マイボトルやマイバッグを使うこと」や「食品は必要な分だけ買って使い切る」など
私自身、気づかないうちにやっていたこともあり、特別に難しいことではありませんでした。
動機は違いましたが、結果的にリデュースつながったことで、
ごみ出しに使っていた時間や費用を自分の好きなことに使えるようになり、
以前よりもラクに、そして少し充実した暮らしができていると感じています。
そして、もうひとつ得られたものとして、
「社会に貢献している」と思えるようになったことです。
社会全体にとっては、私の行動なんて微々たるものではありますが、それでもいいんです。
「微々たるものでも貢献できている」
それだけで、とても大きな自信を持てるようになりました。
リデュースは、完璧にやる必要はありません。
できるところを、できる分だけ。
その積み重ねが、結果的に暮らしをラクにしてくれるのだと思います。
\今回参考にさせていただいた本/
リデュースという言葉や考え方を初めて知るきっかけとなった一冊です。
他にも、ゴミ清掃員からみたごみの現状やゴミ収集車やゴミ処理場がどうなっているかなど
わかりやすく解説されています。
<参考>
※数値や制度については、上記公式情報を参考にしています。
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