スーパーやコンビニの入口にある「リサイクルボックス」。
ペットボトルや食品トレイ、牛乳パックなどを回収してくれる便利な仕組みですよね☺️
私も何度か食品トレイでお世話になっておりました😌
…ただ、店員として日々このボックスを見ていますが、最近少し気になることがあります。
それは、リサイクルボックスが“ゴミ箱”のように使われてしまっていることです。
- 空き缶を洗わずにそのまま
- 飲み残しが入ったまま
- 対象外のゴミの投げ込み
など、そんな光景が残念ながら珍しくありません。
一部の人だとは思うし、誰も悪気があってやっているわけではないと思います。
👨「えっ、ゴミ箱じゃないの?」
👩「洗わないでもいいのかと思っていた。」
と「知らなかった」から出されていた方が多いのではないでしょうか。
でも、実際にはそれが
- 回収や選別の際の作業負担が増える
- 悪臭や害虫発生の原因になる
- リサイクルにならず、ただの“ゴミ処理”になってしまう
など、いくつもの問題に生んでしまいます。
この記事では、スーパーで働く私が見てきた「現場のリアル」と、
リサイクルボックスを気持ちよく使うための基本とマナーをお伝えします。
少しでも、「次に使う人も気持ちいい」と思える使い方の参考になれば嬉しいです☺️
そもそも「リサイクルボックス」は何のためにあるの?
「リサイクルボックスはなんのためにあるのか?」
皆さんはこの質問に、すぐ答えられますか?
恥ずかしながら、私は何となくはわかってはいるものの、いざ言葉にして説明しようとすると難しくて😂
ということで、最近話題のAI(perplexity AI)を使って調べてみました😁
リサイクルボックスは「ごみ箱」ではなく、再生利用のため決められた資源物のみを集める役割を持っています。資源を守り、環境負荷を減らすために欠かせない仕組みです。
(引用元:一般社団法人 全国清涼飲料連合会 リサイクルボックスに関する消費者意識調2020)
なるほど、確かにその通りですね。
スーパーの店員として、覚えておかないといけませんね😅
神戸市でも、スーパーや区役所、家電量販店などにさまざまな「店頭回収ボックス」があります。
例えば——
- ペットボトル
- 発泡トレイ
- 牛乳パック
- アルミ缶・スチール缶
- 使用済み電池・小型家電(区役所など)
としたものが代表的です。
また、自動販売機の横に置いてあるペットボトルや缶の回収ボックスも、実は「リサイクルボックス」の一種。
皆さんはそういう認識で使っていましたか?
私はずっと「ペットボトル専用のゴミ箱」だと思ってました😂
これらは、自治体とお店が協力して「資源を再利用する」ために設けられた仕組みです。
つまり、お店にとっても市民にとっても、“エコの入口”のような存在なんですね。
ところが、リサイクルボックスの中に汚れた容器や一般ゴミが混ざってしまうと、
その後のリサイクル作業ができず、廃棄されてしまうこともあります。
せっかく“リサイクルのつもりで出したもの”が、結果的にゴミになってしまうのです。
リサイクルボックスが「ゴミ箱」ではなく「資源の入り口」であること。
その小さな意識の違いが、リサイクルの成功させる大きな一歩になります。
現場で感じる“リサイクルボックスの困りごと

ここからは、私が実際にスーパーで働く中で感じている「リサイクルボックスの現状」を少しお話ししたいと思います。
私が勤務するお店では「スチール缶・アルミ缶」「牛乳パック」の回収を行っています。
毎日、たくさんのお客様がリサイクルボックスを利用されています。
その中には、きちんとルールを守ってくださる方も多く、本当にありがたいなと感じます☺️
でも一方で、残念ながら「これはちょっと違うな…」という使われ方を目にすることも少なくありません。
たとえば——
- 空き缶や牛乳パックを洗わずにそのまま入れている
- 中に飲み残しのジュースやビールが入ったまま
- 割れたガラス瓶など危険物がそのまま入れられている
- 明らかに対象外のゴミ(お弁当ガラやレジ袋など)が混ざっている
など、ほんの一部ではありますが、こうしたケースが毎日のように繰り返されています。
特に夏場は、飲み残しの液体が袋の底に溜まり、悪臭や虫の発生につながることもあります。
一度ゴキブリが出てしまうと、清掃も大変ですし、何より見た人の気分もよくありません😢
もちろん、悪気があってそうしている方はいないと思います。
ただそれが「ゴミ箱」ではなく「リサイクルボックス」だと知らずに行動した結果、
実はそれが“リサイクルの妨げ”になってしまっているということなんだと思います。
でも、現場としてはその誤解が、毎日のように積み重なっています。
店員が中身を分別し直したり、汚れた袋を取り替えたりすることもあり、
本来なら「資源として再利用できたはずのもの」が、残念ながら普通ゴミとして廃棄になるケースもあります。
私自身、「これは仕方ないことなのかな…」と思いつつも、
きれいに洗われた容器が入れられていると、なんだか嬉しい気持ちになります。
「ちゃんと意識してくれている人がいる」と思えると、
仕事の疲れも少し軽くなるんです😌
正しく使うために知っておきたいマナーとルール

ここまで読んでくださった方の中には、
👨👩「じゃあ、どうすれば正しくリサイクルできるの?」
と思われた方も多いかもしれません。
ここでは、リサイクルボックスを気持ちよく使うための基本ルールとマナーを、
実際の現場から感じたポイントも交えてご紹介します。
💧① 出す前に“軽く洗う”
リサイクルボックスに入れる前に、容器の中を必ず洗ってください。
ペットボトルは軽く中をすすぐだけでOKですが、食品トレーなどは汚れを取るためにしっかり洗っておくのが理想です。
油汚れや飲み残しがあると、ほかの資源まで汚れてしまい、再利用が難しくなります。
手間に感じるかもしれませんが、これだけでリサイクルの質が大きく変わります。
店員としても、「きれいに出してくれているな」と感じると本当に嬉しいです☺️
💦② 水気をよく切る
洗った後は、できれば軽く水を切ってから出しましょう。
容器の中に水が残っていると、袋の底に溜まって悪臭の原因になることもあります。
特に夏場は湿気も多いため、「乾かしてから出す」くらいの気持ちでちょうどいいです🌞
❌③ 対象外のものを入れない
リサイクルボックスは「なんでもOK」ではありません。
対象外のものを入れてしまうと、リサイクルそのものができなくなることがあります。
神戸市やお店によって回収対象は異なりますが、
一般的には次のようなものは入れないようにしましょう。
- 食べ残し・汚れのついた容器
- 割れたガラスや陶器
- プラスチック包装・レジ袋
これらはリサイクルボックスに入れず、家庭ごみとして出しましょう。
ただ、対象品に見えても実は対象外となるものもあります。
例えば——
- 「飲料缶のみ」の回収では、サバ缶やフルーツ缶など食品の缶詰は対象外
- 「飲料用の紙パック」の回収では、レトルトカレーの箱などの紙類は対象外
- 「発泡スチロール製の食品トレー」の回収では、透明トレーや卵パックは対象外
なぜこんなに細かく分かれているのかというと、
素材が違うとリサイクルの工程が変わってしまうためです。
つまり、ひとつの違いが全体のリサイクルを妨げてしまうことがあるんです。
👨👩「そんなこと言われてもわからないよ〜💦」
そんな時は、私たち店員やリサイクルボックス付近にある掲示ポスターでご確認ください。
遠慮なく聞いてくださいね👍
🥤④ キャップ・ストローなどは外す
ペットボトルや紙パックの場合、キャップやストローは素材が違うため、
一緒に入れてしまうとリサイクルの妨げになります。
キャップやラベルは容器包装プラスチック、ストローは燃えるごみで捨てるなど、
ちょっとした分別を意識するだけで、リサイクルがぐんとスムーズになります。
家庭ごみの出し方については 【2025年版】神戸市のゴミ出しルールを徹底解説曜日・分別・注意点まで で詳しく解説しております。
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🏷⑤ 書いてあるルールを守る
リサイクルボックスには、お店ごとにルールや注意書きが貼られています。
「洗ってください」「乾かしてから」「対象:〇〇のみ」などの表示を、
一度立ち止まって確認してもらえると、とても助かります。
それだけで、次に使うお客様も、私たち店員も、気持ちよく利用できる空間になります🌿
リサイクルは、ほんの少しの意識とひと手間で結果が大きく変わります。
「めんどくさいな」と感じるかもしれませんが、
そのひと手間が“街をきれいに保つ力”になっているんです。
こうした小さなマナーの積み重ねが、リサイクルボックスを“気持ちよく使える場所”にしていくんだと思います。
次は、その「気持ちよく使える環境」を続けていくために、大切なことをお話しします。
続けるために大切なこと。みんなで守る“気持ちよさ”
日々リサイクルボックスの中を確認すると、「洗っていないもの」「対象外のもの」が入れられており、正直うんざりした気持ちになることがあります。
そんな中で、リサイクルボックスをきれいに使ってくださる方がいると、店員として本当にうれしくなります☺️
「きちんと洗って出してくれているな」
「ルールを守ってくれているな」
そう感じるたびに、
“あぁ、見えないところで協力してくれている人がいるんだな”と心が温かくなります。
そんなやりとりが続くと、お店の雰囲気も自然と穏やかになっていくんじゃないかと思います。
実際、リサイクルボックスがきれいな状態を保てているお店ほど、
お客様同士もマナーを守ってくださる方が多いように感じます。
💐 ”誰かのあと”を思いやる気持ち
リサイクルボックスは、みんなで使う「共有の場所」です。
でも、その場所が「汚かったり」「悪臭がしたり」「ルールが守られていなかったり」すると
👨「別にルール守らなくていいのかな…えいっ入れちゃえ」
👩「汚いからここ使うのやめとこ」
なんてことになり、どんどん使いにくいリサイクルボックスになりまねません。
最悪の場合、リサイクルボックスの設置自体難しくなることもあります。
だからこそ、“次に使う人”を少しだけ思いやる気持ちが大切です。
👨「自分が出したあと、誰かが触れるかもしれない」
👩「次の人も気持ちよく使えるように」
そんな小さな意識が、きれいな循環を生み出します。
お互いが少しずつ気をつけることで、
それが“マナー”ではなく“思いやり”として自然に根づいていく。
それが、リサイクルを長く続けるための一番のポイントだと思います。
😌 店員としての願い
私たち店員も、毎日の中でたくさんの人の協力に支えられています。
- 忙しい中で容器を洗ってくれる人
- 「これ、ここに入れていいですか?」と聞いてくれる人
そんなひとことや行動に、何度も励まされてきました。
だからこそ、リサイクルボックスが“気持ちのよい場所”であり続けてほしいと思っています。
それは、ただ環境のためだけではなく、
この街で暮らす人たちみんなが、少しでも心地よく過ごせるために。
こうした“思いやりのリサイクル”が、
神戸の街をもっときれいに、そして優しくしてくれると信じています😌
まとめ:気持ちのよいリサイクルは、思いやりから始まる

リサイクルボックスは、資源を守り、街をきれいに保つための大切な仕組みです。
でも、その仕組みを支えているのは、結局のところ「人の思いやり」なのだと思います。
- 洗って出す
- 乾かして出す
- 対象外のものは出さない
どれも小さなことですが、その積み重ねがリサイクルの質を高め、
そして、働く人や次に使う人の気持ちを守ってくれます。
私も店員として日々、きれいに出してくださる方を見るたびに、
「ちゃんと意識してくれている人がいるんだな」と嬉しくなります。
その一つひとつの行動が、リサイクルボックスを“気持ちよく使える場所”にしてくれるのです。
リサイクルは、誰かのためにやるものではなく、
「みんなで暮らしやすい環境をつくるための思いやり」。
これからも、そんな優しいリサイクルの輪が、神戸の街に少しずつ広がっていけばいいなと思います😌
※この記事は、神戸市の公式情報および店舗現場での実体験をもとに執筆しています。
正しい分別・回収方法は、お住まいの地域や店舗によって異なる場合がありますので、
詳細は各店舗または神戸市の公式サイトでご確認ください。
参考:神戸市公式ページ|家庭ごみの出し方
神戸市公式ページ|ごみ減量のススメ
一般社団法人 全国清涼飲料連合会 リサイクルボックスに関する消費者意識調2020
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