油の正しい捨て方|神戸市のルールと家庭でできる処理方法

家庭ごみ
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揚げ物や炒め物をした後に残る「油」。
皆さんはどのようにして処理していますか?

おそらくほとんどの方は

👩「凝固剤を使って適切に処分してますよ。」
👨「少量の油はキッチンペーパーに吸わせて処分してます。」

という方が多いのではないかと思いますが中には、

👨「えっ、排水口に捨てちゃってますけど…」

という方もいらっしゃるのではないかと思います。私もどちらかというとこちら側の部類です😥

実は、油を排水口に流してしまうととんでもないトラブルにつながる恐れがあるんです😱
神戸市でも「流しに捨てることは禁止」と明確に定められているんです。

私自身、中学生くらいの頃に油の入った鍋を洗おうとして、排水口に流そうとしたことがあります。
そのとき母親から「流したらあかん!」と大声で怒られたのを今でも覚えています😌
処理の仕方までは聞きませんでしたが、その経験で「油は流してはいけない」と初めて知りました。

大人になった今も、油を大量に使う料理を作る機会が少なかったため、実は正しい処理方法を深く知りませんでした😅
そこで今回は、神戸市の公式ページで改めて処理の仕方を確認し、実際にその方法を試してみることにしました。

この記事では、神戸市での油の正しい処分ルールと、家庭でできる安全で簡単な処理方法をまとめています。

「キッチンを清潔に保ちたい」「間違った処分でトラブルを起こしたくない」という方に、きっと役立つ内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

油を流しに捨ててはいけない理由

「少量なら大丈夫かな…」と思って油を流しに捨ててしまうと、大きなトラブルにつながります。
実際に神戸市でも、油を流すことは禁止行為として明記されています。

神戸市公式サイトでも
「ごみや油を下水に流すと、排水パイプのつまりや悪臭の原因になります」と注意喚起されています。
(参考:神戸市公式サイト|下水道の使用上の注意事項

1. 排水管が詰まる原因になる

油は冷えると固まりやすく、排水管の内側にこびりつきます。
少しずつ溜まっていくと、最終的に排水管が詰まり、水が流れなくなることもあります。修理を呼ぶと数万円の費用がかかるケースも少なくありません。

2. 悪臭や害虫の発生につながる

固まった油が残ると、時間の経過とともに腐敗臭が発生します。
また、ゴキブリなど害虫のエサになりやすく、衛生面でも悪影響があります。

3. 環境汚染の原因になる

流れ出た油は下水処理場でも分解しきれず、川や海に流れ込んでしまうことがあります。
水質汚染や生態系への影響が懸念され、環境問題にも直結します。


私自身も、以前は「炒め物で出た少量の油なら大丈夫だろう」と軽い気持ちで排水口に流してしまったことがあります😔
幸い大きなトラブルにはなりませんでしたが、今思えばとても危険な行為でした。
「ちょっとくらいなら…」という油断が、思わぬ事故につながることを改めて学びました。

油の正しい捨て方|家庭でできる方法

家庭で出る油は、量や状態によって処理の仕方を変えるのがポイントです。
ここでは、手軽にできる代表的な方法を3つ紹介します。

1.キッチンペーパーや新聞紙に吸わせて燃えるごみへ

少量の油であれば、フライパンや鍋を拭き取るようにして、キッチンペーパーや新聞紙に染み込ませましょう。
そのまま燃えるごみに出せばOKです。油汚れの食器を洗う前に拭き取ると、排水口のヌメリ防止にもなります。

神戸市でのごみの出し方のルールについては、【2025年版】神戸市のゴミ出しルールを徹底解説曜日・分別・注意点までで詳しく解説しております。
よろしければあわせてどうぞ😌

2.油凝固剤で固めて燃えるごみへ

揚げ物をした後のように、油が多めに残るときは「油凝固剤」が便利です。
熱いうちに粉やタブレットを入れると、冷めると同時にゼリー状に固まります。そのまま燃えるごみに出せるので、後片付けもラクです。


実際に使ってみた体験レポ

今回「ジョンソン 固めるテンプル」を使って処理してみました。
スーパーで手軽に買えて、使い方もとても簡単です。

ジョンソン 固めるテンプルの商品画像

下の写真が凝固剤投入前の油の様子です。
これを使ってどうなるのか試してみたいと思います。

凝固剤を入れる前の画像
使用方法
  1. 油が熱いうちに上記商品を1包入れる。
  2. よくかき混ぜる。
  3. そのまま1時間程度放置。
  4. 固まったらフライ返しなどで剥がし、燃えるごみとして出す。

実際にやってみると、本当に簡単にゼリー状に固まりました😁
「ベタベタした油をどう処分しよう…」と悩んでいたのが嘘のように、スッキリ片付きました👌

実際に私が使ったのは、ジョンソンの「固めるテンプル」です。
スーパーやドラッグストアでも買えますが、ネットでも購入できます👇

ジョンソン 固めるテンプル

ジョンソン 固めるテンプルを楽天でチェックする

3.ペットボトルに入れて処理する(+神戸市の取り組み)

油を使い切れなかったときや、ある程度まとめて捨てたいときは、空きペットボトルに移して処分する方法もあります。
さらに神戸市では、こうべ油回収チャレンジ という取り組みを実施中です。

  • 実証期間:2024年10月1日〜2026年3月31日
  • 市内全区12拠点で回収BOXを設置
  • 回収した油は「持続可能な航空燃料(SAF)」や「バイオディーゼル燃料」にリサイクル

家庭で出た植物性廃食用油をペットボトルに入れて、そのまま回収BOXへ投函すればOKです。
詳しい場所や時間は、神戸市公式サイト|こうべ油回収チャレンジ をご確認ください。

方法向いている量メリット注意点
キッチンペーパーや新聞紙に吸わせる少量(炒め物などで出る油)手軽・道具が不要・すぐに処分できるニオイが残ることもあるので袋はしっかり縛る
油凝固剤で固める中量(揚げ物後など)しっかり固まるので後片付けがラク・ごみにそのまま出せる凝固剤を用意しておく必要がある
ペットボトルに入れて回収多め(まとめて処理したい場合)リサイクルでき環境にも優しい回収場所まで持ち込みが必要(神戸市では「こうべ油回収チャレンジ」で回収中)

大量の油を処分したいときの工夫

天ぷらやフライなどで油をたっぷり使ったとき、「一度に処理するのは大変そう…」と思ったことはありませんか?
そんなときに役立つ工夫をいくつか紹介します。

1. 油凝固剤を使ってまとめて処理

大量の油を一気に処理するときは、やはり油凝固剤が便利です。
鍋やフライパンのサイズに合わせて複数包を使えば、放置するだけで安全に固まります。
固まった油はそのまま「燃えるごみ」へ。後片付けもスムーズです。

2.神戸市の油回収に出す

家庭では使い切れないほどの油が出た場合は、「こうべ油回収チャレンジ」 を利用するのもおすすめです。
ペットボトルに入れて持ち込めば、環境に優しい形でリサイクルされます。

ただし、この回収は基本的に家庭向けです。10L以上など大量の場合は拠点の保管規模によって断られることもあるため、事前に確認してから持ち込むのが安心です

3.ごみ処理相談窓口に問い合わせてみる

数十Lなど大量に処分したい場合は、市の通常回収では対応できないので「ごみ処理相談窓口」に問い合わせて、個別回収や対応方法(提携業者の紹介等)を案内してもらうことができます。

詳細は神戸市公式ページ|問い合わせ窓口をご確認ください。

提携廃油回収業者へ直接依頼することも可能で、見積もり・回収日時の相談ができます。

また、直接廃油回収業者に依頼することも可能です。
ただし、神戸市から許可を受けている業者を選ぶことが重要です
許可証の確認は業者の公式サイトや営業資料に掲載されていることが多いですが、不明な場合は直接問い合わせるようにしましょう。

油の処分でやってはいけないNG行為

油の処分でやってはいけないことの図解

油は正しい方法で処分しないと、思わぬトラブルや環境問題につながります。
ここでは、やってはいけない代表的な処分方法を紹介します。

1.排水口に流す

『油を流しに捨ててはいけない理由』の章でも述べましたが、皆さんやってしまいがちな行為であり、一番やってはいけないのが、油をそのまま流しに捨てることです。

排水管の詰まりや悪臭の原因になるだけでなく、下水処理場でも分解しきれず、川や海を汚す原因になります。
神戸市でも明確に禁止されています。

2.熱いままごみに出す

油を吸わせたペーパーや固めた油を、熱いうちにそのままごみに入れるのは危険です。
袋の中で発火する恐れがあるため、必ず十分に冷ましてから出しましょう。

3.油をそのまま注いで出す

空き缶や袋などに油をそのまま注いで出すのもNGです。
漏れ出して収集車や処理施設を汚したり、作業員のケガにつながる恐れがあります。
新聞紙や凝固剤で処理してから、袋に入れて捨てるようにしましょう。

4.ベランダや庭に流す

外だから大丈夫と思ってベランダや庭に流すのも、悪臭や害虫の発生源になります。
土にしみ込んでも自然には分解されにくく、環境への影響は大きいです。


油を排水口に流す以外にも、こんなにNG行為があるんですね😌
感覚的にはどれもやってはいけないことなんだろうなとはわかることではありますが、ついつい『ちょっとぐらいなら良いだろ。』と軽い気持ちでやってしまっている方もいるかもしれません。

私も少量とはいえ炒め物で使った油を排水口に捨てていたことがありました。
自分のためにも、そして周りの方、環境のためにもしっかりとルールは守っていかなければなりませんね👍

まとめ|正しく処分して、キッチンも心もスッキリ

油は、間違った処分をすると排水管の詰まりや悪臭、環境汚染といった大きなトラブルを招きます。

しかし、

  • 新聞紙やキッチンペーパーに吸わせる
  • 油凝固剤で固める
  • 神戸市の回収に出す

といった方法を知っていれば、安全に処理することができます。

特に神戸市では「こうべ油回収チャレンジ」といった取り組みも行われており、資源として再利用できる道も広がっています。

私自身、以前は「少量なら流しても大丈夫だろう」と思ってしまったことがありましたが、正しい処理方法を知った今では安心して後片付けができるようになりました。
キッチンが清潔に保てるだけでなく、「正しく処分できた」という気持ちが心のスッキリにもつながっています😌

油の処分は、ちょっとした工夫でラクに、安全に、そして環境にも優しくできます。
ぜひ今日から、正しい方法を習慣にしてみてください👍🌏


油の処分は、ちょっとした工夫でラクに、安全に、そして環境にも優しくできます。
私が実際に使って便利だったのは、ジョンソンの「固めるテンプル」です👇

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【2025年版】神戸市のゴミ出しルールを徹底解説曜日・分別・注意点まで

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参考: 神戸市公式ページ|ごみの出し方
神戸市公式ページ|こうべ油回収チャレンジ